多職種協働に興味のある介護職に役立つ知識

介護職であれば「多職種協働」という言葉を耳にしたことがあるはずです。多職種協働とは、さまざまな職種の人たちがひとつのチームとなって連携し、問題解決に向かって取り組むことですが、なぜ多職種協働が注目を集めるようになったのでしょうか。それは連携することで1人ひとりの負担が減り、より適切なケアが提供できるからです。しかし、機能させるためにはチーム内のコミュニケーションが大切です。人間関係がドライになっている今、すれ違いを防ぐためにもコミュニケーションを密に取るようにしましょう。

日本は高齢化社会であり今後ますます介護の需要が高まっていくとされています。高齢化によって生じる問題を解決するために、さまざまな職種の人たちが連携して取り組む多職種協働に注目が集まっています。多職種協働を実践するには「地域包括ケアシステム」が欠かせないため全国的に導入が進められています。まだまだ課題もありますが、これからの日本に欠かせないシステムであることは間違いありません。ここでは地域包括ケアシステムにおける介護職の役割についてまとめています。

多職種協働では介護職や看護師、理学療法士などさまざまな職種の専門家が連携してひとつの目標に向かって行動しています。しかし、考え方や価値観は人それぞれ異なるため、まずは良好な人間関係を築きお互いに認識を共有しておくことが大切です。異なる価値観を理解するのは難しいかもしれませんが、批判するのではなく受け入れることが大切です。お互いに心を開いて少しずつ関係を構築していきましょう。会話量を増やし相手のことを深く理解することで分かり合えるようになります。