介護職なら知っておきたい!地域包括ケアシステムの要は介護予防

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高齢化が進む日本ならではシステム
重要なのは「介護予防」

重要なのは「介護予防」

地域包括ケアシステムの中心は「介護予防」

地域包括ケアシステムは5つの要素から成り立っていますが、その中でも重要視されているのは介護が必要になる以前の予防を充実させる「介護予防」です。介護が必要になる主な理由は身体的な衰えです。身体が衰えてくるとできる範囲も限られてしまうため精神的にも落ちこみやすくなり、さらに状態が悪化してしまいます。このような状態になることを防ぎ、高齢者が心身の充実や生きがいを感じられるように前もって予防しておくことが大切なのです。
身体の状態は「フレイル」「サルコペニア」「ロコモティブシンドローム」の3段階に分けられます。フレイルは体重や活動量が著しく低下している状態のことです。要介護の前段に位置づけられています。サルコペニアはフレイルの入口の段階で、消費エネルギー量が減少し、食欲低下や低栄養へと至る状態のことです。フレイルの下の段階であるロコモティブシンドロームは加齢などによって運動機能に障害があり活動量が低下している状態のことです。

社会に参加することも大切

少子高齢化が進んでいる日本ですが、今後も高齢者の数は増え続けていくと予想されています。高齢者の割合が増えるということは認知症高齢者や単身高齢世帯なども増えるということです。医療や介護サービスの需要が高まるのはもちろんですが、在宅生活を維持するための日常的な生活支援を必要とする人も多くなることでしょう。そうなった場合、行政のサービスだけでは追いつきません。民間企業やボランティア、NPO団体といった多様な事業が主体となって重層的な支援を行う必要があります。
また、それと同時に、元気な高齢者も生活支援の担い手の1人として活躍できるように取り組んでいかなければなりません。高齢者は「支援される側」というイメージが強いのですが、なぜ決めつけるのでしょうか。高齢でも元気なら介護の必要はありません。むしろ、ボランティアなどの活動に参加して「支援する側」になることも可能です。地域の一員として社会に参加することによって生きがいを感じられるようになるなど良い効果が得られるでしょう。

介護予防の種類

介護予防には都道府県が管轄する「介護予防サービス」と市町村が管轄する「地域密着型介護予防サービス」があります。
介護予防サービスは「訪問サービス」「通所サービス」「短期入所サービス」の3つを指します。訪問サービスは、介護予防訪問介護・看護、介護予防訪問リハビリテーションなどです。通所サービスはデイサービスや介護予防通所リハビリテーションなどで、短期入所サービスはショートステイや介護予防短期入所療養介護などです。
一方、地域密着型介護予防サービスに該当するのは介護予防認知症対応型通所介護や介護予防小規模多機能型居宅介護、グループホームなどです。
各事業所によって職種の違いはありますが、介護職をはじめ、看護師や社会福祉士、ケアマネジャーなどが介護予防や生活支援のために必要なサービスを提供しています。

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