多職種協働を実践するにあたって介護職はどのような存在なのか?

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地域包括ケアシステムを構成する5つの要素

介護職は中心的存在

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  • 高齢化が進む日本ならではシステム
    高齢化が進む日本ならではシステム

    日本は世界の中でも特に高齢化が加速している国です。高齢者の割合は今後増すます増えていくとされているため医療や介護の需要はもっと高まることでしょう。増え続ける高齢者のケアを施設だけで賄うのは不可能です。そのため、国も施設から地域へと介護の場がシフトできるように後押しし構築を進めているのが、高齢者が住み慣れた地域で最期まで自分らしい生活を送るために地域で支援し合う地域包括ケアシステムです。地域包括ケアシステムの概念は1980年代に尾道市で生まれ、2014年から全国的に拡大しています。

  • 地域包括ケアシステムを構成する5つの要素
    地域包括ケアシステムを構成する5つの要素

    高齢者が最期まで自分らしい生活を送れるように地域で支援し合う地域包括ケアシステムは「住まい」「生活支援」「介護予防」「医療」「介護」の5つの要素から成り立っています。地域包括ケアシステムを構成している要素について、ひとつずつ見ていきましょう。この5つの要素は植木鉢に例えられることが多いのですが、鉢である住まいがあっても土である生活支援がなければ葉っぱである医療と介護を充実させることができないため、そう表現されているようです。より詳しく説明している厚生労働省のサイトで紹介されています。

  • 介護職の役割
    介護職の役割

    地域で高齢者を支える地域包括ケアシステムにおいて、介護職はどのような役割を担っているのでしょうか。介護職といえば施設で働いている姿をイメージする人も多いことでしょう。確かに施設で働いている人もたくさんいるのですが、在宅ケアが推進されている今、訪問介護に従事している介護職も少なくありません。訪問介護はケアプランに基づいて必要なケアを行っていきますが、直接対応するのは介護職です。介護職がいなければ在宅ケアが成り立たないといっても過言ではありません。

  • 重要なのは「介護予防」
    重要なのは「介護予防」

    これからさらに高齢化は加速していくと予想されているため、介護予防に力を入れるのも自然なことです。少しでも長く健康な状態を維持できれば介護が必要な期間を短くできるからです。健康を維持するためには心身の充実が必要不可欠です。高齢者だからといって支援される側と決めつけるのはよくありません。地域の一員として社会に参加し支援する側として行動することを促しましょう。社会的な役割を持つことによって心身の充実や生きがいへとつながります。

  • 課題もある
    課題もある

    在宅ケアに欠かせない地域包括ケアシステムですが、まだはじまったばかりの新しいシステムということで完璧に機能しているわけではありません。課題もあります。ここではどのような課題があるのか、いくつかピックアップして紹介します。地域包括ケアシステムで特に重要視されているのが人手不足です。医療業界と介護業界、どちらも人手不足の状態ですが、特に人手不足が顕著なのは訪問介護の分野です。介護の仕事は3Kといわれるようにネガティブなイメージが強いため、なかなか担い手がいないのです。

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